芙蓉と異常気象
庭の芙蓉の花が１か月遅れで咲きました。
例年ならお盆の頃に咲いてましたのがなかなか咲かず諦めかけていたところ、一昨日、ピンクと白が一輪づつ開花しているではありませんか。
高橋治の小説｢風の盆恋歌｣の主題歌をなかにし礼の作詞で
蚊帳の中から花を見る。
咲いて儚い酔芙蓉、
若い日の私を抱いて欲しかった。忍び逢う恋、風の盆。
小説の内容もさることながら、なかにし礼の詩のうまさには唸る。
以前、湯河原の陶芸家川瀬竹志氏のお宅にお邪魔した折、玄関前に咲いていた酔芙蓉の儚げな美しさに魅せられ我が家の庭に植えてもらった。
ところが咲いた花の姿が私がイメージしたのと明らかに違う。
花弁も大きく華やかでとても儚げな風情がかんじられない。
植木屋に違うと抗議したら北海道では酔芙蓉は育たないので外来の芙蓉を植えたとの説明。
抜くのも何か忍びないのでそのままにしている。
一ケ月遅れで咲いた庭の芙蓉
それにしてもこの異常気象は専門家の地球温暖化説を聞くまでもなく、夏に咲いた撫子が又咲いたり、千島桜が急に枝を伸ばしたりで、間近かで見ている庭の植物の変化からも感じられる。
予言者や占い師ではないが東北大震災や紀伊半島の集中豪雨の被害を見ると何か計り知れない凶の雲に日本が覆われているように思えてならない。
考えすぎと言われるかもしれないが、阪神淡路大震災の時の総理が村山富市社会党党首、今度は管直人民主党。
一国をあずかる総理として、親派北朝鮮と言う国賊的人間を総理にしたことへの日本の八百万の神のお怒りではないのかと、少々論理的でないかもしれないが思えてならない。
日本の総理たるものは、皇室を敬い、君が代、日の丸、靖国神社参拝。
いずれの総理にもこの精神と魂が無いように思える。
疫病総理と言いたくなる。
いささか右翼的な発言になったが、街宣車のお兄ちゃんも左翼のアンちゃんも嫌いですが日本国総理としての魂のスタンスが問われているような気がしてなりません。
野田新総理も、就任早々紀伊半島の集中豪雨にみまわれ、前途多難の船出ですが災い転じて福となしていただくことを国民の一人として祈らずにはいられません。
２０１１年９月１９日
ハスカップ 三ツ野由希子
