嬉しい差し入れ
1年以上、上京していないので麗しの友から「何か食べたいものない?」と電話を頂戴。
食べることに関して「遠慮」「恐縮」「辞退」する精神がないので、即「伊勢廣の焼き鳥」を所望。
何時も上京の折、日本橋の高島屋で「伊勢廣の焼き鳥」「井上のかまぼこ」其れに「丸赤」の鯵とイボダイを求める。
コロナで好物を我慢していたので、渡りに船で甘えることにした。
“伊勢廣の焼き鳥セット”
焼き鳥のセットの他銀座若菜の皮付きべったら漬けと神茂のはんぺん
大きな発泡スチロールの箱が届いたので喜び勇んで開けたところ、伊勢廣の焼き鳥の他に銀座若菜の皮つきべったら漬けと神茂のはんぺんも入っているではないですか。
売っている所がそれぞれ違うので、京橋の伊勢廣、高島屋、三越とはしごして揃えてくださったようで,感激、感謝、感涙です。
天は二物を与えずとはいうものの彼女の場合は、美しい上に愛らしく、ユーモアのセンスもあり、それでいて商才に優れていて、感心することばかりで、今回も所望した品プラスの心遣いが何とも彼女らしく、教えられることしきりです。
さて、久し振りに食する伊勢廣の焼き鳥。美味しいですネ!
変わらない味を何年も維持するという事は並みの経営では難しいと思います。まして大正10年から100年続いているとなればなおさらです。
今回気づいたことですが、焼き鳥の部位によって刺す串の長さや素材が違っており、そこに老舗の隠れた手仕事の奥行を感じました。
私もハスカップに携わって50年。年月だけは重ねておりますが、このコロナ禍の中、未来図を描けないまま美味しい焼き鳥に舌づつみを打っております。
2021年3月17日
新千歳空港 ハスカップとアイスワインの専門店
ハスカップ 三ッ野由希子